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API連携とは
APIとは「Application Programming Interface」の略で、アプリケーションをつなぐもの、という意味です。大まかに言うと、ソフトウェアやアプリケーション、プログラムなどをつなぐ仕組みを指します。
ソフトウェアやアプリケーションの一部を外部に公開することで、他のアプリケーションと機能やプログラムを共有できるようになります。
API連携のメリット
1.使えるサービスが増える
一つのサービスやシステムではカバーしきれない機能を、他のサービスと連携することで使えるようにできるのがAPI連携の大きなメリットです。
サービス提供側は利便性をアピールすることができ、利用側は自分にあうサービスを組み合わせて使うことができます。
2.開発期間が短縮される
自社のシステム開発を行う際は、すでに公開されているプログラムと連携することで開発期間が短縮され、コスト削減にもなります。
3.複数のサービスを使う手間が省ける
SNSを利用した際、ひとつのSNSに投稿したら他のSNSにも同じ記事が投稿されるといった機能があります。これは、SNSが一部の機能を公開し、投稿の共有ができる仕組みにしています。
近年は急速にデジタル化が進み、複数のインターネットサービスを利用することが当たり前になりましたが、こういった共有ができるおかげでより便利に使うことができます。
API連携のデメリット
連携先に機能の一部が依存する
API連携している企業が機能の提供を終了してしまうと、その機能を利用できなくなってしまい、仕様変更があると、その仕様に合わせるための作業が発生します。
障害の影響を受ける
また、API連携先で障害が発生した場合、その影響を受ける可能性もあります。自社サービスの機能拡張ができて便利な反面、一部が依存するということを念頭に置いて、利用する必要があります。
API連携が使われているもの
「API連携」という言葉を初めて聞いたという方でも、この仕組みを利用したサービスを目にしたことがあると思います。
例えば、新しくインターネットサービスに登録しようとした際に、GoogleアカウントやFacebookアカウントを共有して登録する画面が出てきます。このように、すでに登録してあるアカウントで登録する仕組みにはAPI連携が利用されています。
この場合は、自社でセキュリティ対策を開発しなくても、他社の強固なセキュリティ対策を利用できるメリットがあります。
また、Yahoo!が提供している検索サービスや天気、ショッピングにも利用されています。
これらはWEB APIと呼ばれることもあり、SNSや検索サイト、ショッピングサイトで利用されています。
他のサービスと連携されていたらAPI連携が使われている、と考えても良いかもしれません。
システムとAPI連携
新しいシステムやサービスを利用する際は、API連携に対応しているかどうかを確認するのも、ひとつの判断基準になります。
上記のように、他のサービスと連携することによって受けられるメリットが大きいため、サービス利用の汎用性が広がります。現在は主流となった仕組みですが、今後もAPI連携が広がっていくでしょう。
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